Wednesday, April 13, 2011

Love or Arranged!?

ナマステ!




バラナシも遂に「真夏」の到来~!
毎日の日中最高気温が40度を超える様になり始めました・・・そう、これこそが本当の真夏。でもまだまだ始まったばかり。もっともっと暑くなりますよ~!ハハハハ・・・(苦笑)
一体、どこまで暑くなるか、皆様にリポートし続けますので、今後もお楽しみに!(別に知りたくないか?ハハハ)

さて、日本の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
未だに続く余震や原発問題に、先行き不安定な思いで生活していらっしゃることと思います・・・なのでせめてここでは、パァッと明るいインドの結婚そして結婚式についてお話ししたいと思います!!!


ところで、日本でド派手な結婚式と言えば・・・「娘3人持てば身上つぶれる」と昔から言われる名古屋のそれを思い浮かべると思います。嫁入り道具をトラックに積み込み、更に近所の人にそれらを自慢しながら大名行列のように練り歩き、果てはお菓子や食べ物を屋根からばら撒くらしい!・・・などという噂をよく耳にしますが、実際に現在そのような結婚式をしている夫婦って少ないのではないでしょうか?(すみません、私の周りの名古屋出身の人でこういう結婚式をした人を知りません!!どなたかご存知の方いたら是非教えてください~)

しかし、ここインドでは、名古屋の結婚式に負けないぐらいにド派手(そしてかなり悪趣味!?)な結婚式が未だに主流!しぃもあ家も昨年12月と今年2月に知人の結婚式に招待されましたので、その時の画像と共にインドの結婚式についてご紹介いたしますね。でも結婚式のお話の前に、まずはインドの結婚事情についてお話しします(マア、妻かおりが知っている範囲で、ですが)

インドの結婚式のシーズンは11月~3月、そして何故かモンスーン時期で死ぬほど暑いと言われる5月~6月が一般的(イヤ、ホント。なんで!?!?)。
まずこの結婚式に至るまでの、インド人の「結婚」の概念について。
インドではおおまかにわけて2種類の結婚がある模様。・・・そう、「恋愛結婚(ラブ・マリッジ)」と「お見合い結婚(アレンジド・マリッジ)」です。・・・でも2種類って言っても、あってないようなもの!なぜなら、恋愛に自由などないほとんどのインド人は、未だに親の決めた見合い結婚をしているのが現実。近年の欧米化に伴い、こんなインドでも都会においては恋愛結婚も随分と増えてはいるみたいですが・・・でもマア、まだまだお見合い結婚が主流です。
よくインド人の若者(特に女の子)に会い、妻かおりが日本人、夫ダニエルがアメリカ人であることを伝えると・・・・

「えええ~っ!じゃ・・・じゃあっっ、もしかして・・・あなた達、ラブ・マリッジだったのっっ!?!?

と目を潤ませ、鼻息マックス、そして大興奮で聞かれることも多々あります。
そして、そうだよ~ラブ・マリッジだったよ、と妻かおりが(メンドウ臭そうに)伝えた瞬間に、握りこぶしを両頬っぺたにあてながら(懐かしの少女マンガスタイル)

「オ~マイ・ゴォォォォ~~~ッド!キャーーーッ、ステキ~ッ!!! 」

 (注意:実話です)
と、思わずこちらが呆れてしまうぐらいの恥ずかしいリアクションをされることがよくあります・・・ハハハ。
それぐらい、インドでは「ラブ・マリッジ」をしている人々がまだまだ少なく、そして過剰にロマンチックなストーリー展開で、常に何が何でもハッピーエンディングのボリウッド映画(北インド映画)の影響でラブ・マリッジに異常なまでの憧れ(もはや妄想に近いんじゃあ・・・?)を抱いている人々が多いような気もします(例:ラブ・マリッジ=愛の逃避行、みたいな・・違うっちゅーねん)
そしてもちろん、親が決めた結婚をするまで、ボーイフレンド、ガールフレンドを持つなんぞもってのほか!!特にここ、聖地で田舎の超保守的なバラナシでは論外です。


 なかなかの男前インド人 ソーラブ君(24歳)独身 
注:彼ももちろん、彼女いない歴=年齢です・・・(多分)


男性はまだしも、女性でおおっぴらに「彼氏がいる」なんて言っている人なんぞまず存在しません。彼氏がいることは自慢にもなりません。それどころか、はしたない・・・イヤイヤ、「なんてふしだらな行為」!!!・・・こんな風に世間からは見られるんじゃないかな~。
おまけにまさかの、婚前に処女ではないことが判明してしまったりしたら・・・家を追い出され、勘当、そう・・実親とも絶縁状態にもなりかねません(うっひょー!)!!!!
戦前の日本よりひどいんじゃないの!?・・・というぐらい恋愛にも保守的なインド人なのですが、最近の若者達は近年の携帯電話やインターネットの普及のおかげか、以前と比べると随分とオープンになってきている様子。
とはいえ、道端を大っぴらにデートするわけにもいかないので、カフェやレストランの一番端の席でこっそり「逢引」をする程度。・・・やっぱり所詮、逢引レベルですわ。これがバラナシの現実です。
もちろん、逢引中も手を握るわけでもなく、ただお茶しておしゃべりしているだけなんですが、遠目に見ても二人の目は完全にハートマークですので、デート中なのは誰から見てもバレバレですがね・・・逆にかわいらしいです。
しかし、日本ならば、いまどきの中学生カップル以下?正にザ・プラトニック・ラブ!(なんじゃそりゃ)といったデートを、インドでは20代前半で初体験しているのですから・・・ウブと言うか、微笑ましいというか・・・ハハハ!

さて、そんなわけで大抵のインド人は親の決めた「アレンジド・マリッジ」をするわけですが・・・先日、現在求婚活動中?(2011年秋の結婚に向けて親に結婚相手を探してもらっている)のインド人知人、スーチィちゃん(26歳)に会った際、いわゆる彼女の「お見合い写真」を見せてもらうことになりまして。ウヒヒ!ワクワク。

右側がスーチィちゃん(26歳・求婚中!?)です
この写真でもニキビ跡、見えないね!ハハハッ!


そのお見合い写真を、候補に挙がったいくつかの先方に見せて、男性側気に入ってもらえれば、めでたくお見合い成立!・・・というのがインド式のお見合いシステムみたいですが、男性に最終決定権があるところは日本のお見合いとは逆ですね。
マア、しかし、住む場所や相手の職業、収入だけでなく、カーストや食生活(ベジタリアンかそうでないか)まで関わってくるインドのお見合い・・・意外にもルックスは二の次みたいですが、そう簡単に見合った相手も見つからないみたいです(そりゃそうだ!)。

ところで、この彼女のお見合い写真なんですが・・・ある日、妻かおりに「是非見てほしいの!!」と興奮を隠しきれないご様子で持ってきまして・・・ハア。
でも、彼女のお見合い写真を見た瞬間・・・・

「エッ!?誰!?コレッッッ!?!?」

と、ついつい(日本語で)叫んでしまいました・・・アハハッ!!

インドでは、女性は色白でグラマラスであることが美人の条件と言われており(最近は、痩せている女性もキレイと言われることもあります)、悲しくも色黒でかなりのやせ気味、そして、頬にはかつての松井選手を思わせるぐらいの、ニキビ跡が大量にあるはずのスーチィちゃん・・・・。
彼女の写真には、これでもか~!!というぐらいの美白効果(フォトショップをフル使用?)がかけられ(涙)・・・・そして、ガリガリに痩せているようには決して見えない角度から撮影されていたのは明らか・・・う~~ん・・・。
と、とにかく、出来上がった写真は実物とは随分とかけ離れた人物の写真(ほぼ他人?)だったので、さすがの妻かおりもトホホ・・・を通り越してビックリ仰天!!目がテン!誰じゃこりゃ~!?となったわけです。
そして見合い写真となれば、気合も入るのか!?インドの写真“加工”技術の高さにも唖然。・・・インド人ってこういう時だけは本領発揮なのね。アハハ!
しっかし、一番驚いたのは・・・・

「ねえねえ、私、すごくキレイに写ってるでしょッ~???」
「ほとんどメイクもしなかったのに、肌もキレイに見えるでしょう?ウフフッ」

・・・と、この赤の他人写真を妻かおりに自慢げに見せている当の本人スーチィちゃんのご満悦な様子・・・。
う、うん・・・キ、キレイだね~ハハハ・・・本当だね・・・、まるでニキビ跡なんて最初からないみたいに見えるね・・・・と(一応)答えておきましたが、ここまで実物と違う写真で自信満々にお見合いできるなんて、さすがは自分大好き、謙虚さとは無縁なインド人・・・つ、強い!
(これぐらいの自信、日本人も見習うべき!? )
しかしこれって・・・もはや詐欺に近いのでは!?と心の中でひっそりと思ってしまう、妻かおりでした。

そしてめでたく結婚相手が決まると、今度は親同士で結婚の条件が話し合われるそうです。
もちろん親同士のみ。結婚する当事者の意見なんぞほぼ無視!?で進行されるそう。
ここインドでは、花嫁家族が結婚式の全費用を支払うシステムが一般的。更に「ダウリー」という、花嫁の家族が花婿の家族へ支払う、持参金のシステムもあり(最近はこのダウリー制度を拒否するモダンな家庭も増えてきているみたいですが)、この持参金額が少ないことから、嫁姑の確執が発生し、両家族の関係がこじれてしまい、そして果ては姑が事故を装い、嫁にフライ用の油をかけて放火!?ぎょえ~~~!・・・そう、まさかの殺人事件まで(うひょ~!)起きてしまうという、昼メロをすっ飛ばして、まるで超劇画タッチの、楳図かずおの恐怖マンガを思わせるぐらいのドロドロ物語も多々あるそうで・・・執念深さは人一倍のインド人・・・お、恐ろしや

よって、「娘3人持てば身上つぶれる」はここインドでも、正に同じように人々に言われているみたいです・・・・(インドの方がもっと切実な問題に感じますが)

そんなわけで、次回はスーパー・キッチュなインドの結婚式の様子をご紹介しますので、お楽しみに~~~ナマステ~~~!!




2 comments:

  1. 今日は久々に楽しかったでぇ〜
    アキラとアキラで話せたし!笑
    今 完食したところ。


    話の続き待ってるぜ。

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  2. @neige; こちらこそさんきゅう!楽しかったべ!
    続きは近日中にアップ予定~

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